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私の心臓は、まだドキドキなっている…。
早く誰か、帰ってきてくれないかな…。
と、私は願っていた…。
相沢先生も、何も喋らないまま…。
私も、身動きとれないまま…。
時間は過ぎていく…。
なんだか眠れなくて…寝たふりをしていた…。
自分の唾を飲む音が、やけに大きくきこえて…。
相沢先生にも、聞こえてるんじゃないかって…。
なんだか、1人思っていた…。
「木下…??起きてるか?昼飯どうする??」
と、相沢先生はいたって普通…だ…。
私は、まだ寝たふりをする…。
すると、相沢先生は、私の方に近づいてきたのか…。
スリッパと床のこすれる音が聞こえた…。
どうしよう…起きようか…な…。
でも、なんだか…顔をあわせずらいよ…。
音が近づいてくるにつれて…。
私の心臓の鼓動も早くなっていた…。
“なんなのよぉ~”
と、心のなかで叫ぶ…。
「起きてるんだろ??」
…。
私は、今…起きればいいのかな??
でも、相沢先生の事みれなくて、寝たふりで乗りきろうとする…。
ふわっと、私の頭を撫でる手…。
「おぉ~きぃ~ろぉ~。」
と、今度はほっぺをつねられ…。
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