*◇*星空*◇* #2

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「待たせてごめんなさい。」 と、私は謝る。 「全然まってない…。」 そういう先生は、笑顔だった。 私も、笑顔になる…。 私は、先生の近くにいく…。 そして、2人で星を見た…。 椅子があるのに…二人、地べたに座って…星をみる…。 先生は、私をうしろから、抱き締めてくれる…。 居心地は…最高です…。 「ねぇ、先生…。私…明日から頑張るからね…。」 「あぁ…。」 先生は、優しく頭を撫でてくれる…。 「離れていても、気持ちは一緒だよね??」 「あぁ…。」 “あぁ”しか言わない先生…。 でも、先生らしいな…。 「本当に真剣に考えてくれてますか??」 なんて、言ってみたりする…。 先生の顔を覗き込みながら…。 「当たり前だろ。」 なんか、恥ずかしいね…。 先生は、また、私の事をギュッとだきしめて…。 耳元で…。 「本当は、離れたくなんて…ないんだけどな…。」 という。 私は、先生の手をギュッとつかんだ…。 「……。」 私も、 本当は、離れたくなんてないんだよ…。 ずっと、ずっと一緒にいたい…。
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