*◇*星空*◇* #2

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「先生…。やっぱり私…。先生と一緒にいれません。」 吐いたからすこし、楽だった…。 …。 先生は、黙ってた…。 「結局…、どっちを選んでも、苦しむんです…。 でも、私…一緒にいて、くるしむなんて…やだ…。」 先生の苦しむ姿…。 みたくないよ…。 「あき…。」 先生が、悲しい顔をして私を見る…。 「先生…、私以外の人に、ふれないで…優しくしないで…。」 私の口から、ポツリポツリと出てくる言葉…。 「私…。信じて待つから…。」 私が生徒じゃなくなったら…。 「私が、生徒じゃなくなったら…。 絶対に迎えにきて…。 私…先生の事…、想い続けるから…。」 ねぇ…私の行動は、あたっているのかな?? なんだか…何もかわらない、変わってないような気がする…。 本当にこれでいいのかな…。 先生と…こんな形で出会いたくなかったな…。 「えへへっ、私…今、カッコイイ事言った??」 先生に笑顔を見せる…。 私だって、強くならなきゃいけない…。 だって、先生のため…自分のため…。 2人が幸せになるためには、今はダメなんだ…。 今は、ダメなんだよ…。 私が貴方の…生徒だから…。 ごめんね…。
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