*◆*悠木*◆* #2

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「亜紀さんの、バイト仲間です。」 と、答える宗一さん。 私は、宗一さんに助けてもらったことを、母さんに話した。 すると、母さんは何度も、頭を下げ、お礼をいっていた。 「いや、俺は、何もしてませんから、頭を上げてください。」 あまりにも、頭を下げるから、宗一さんは、困っていた。 「じゃあ、バイトがありますので…失礼します。」 と、宗一さんは、歩いていく。 「宗一さん、ありがとう。」 と、私も頭をさげた。 「中に、入りましょう。」 の母さんの一言に、私と悠木くんは、家の中に入り、リビングの椅子に腰かけた…。 私は、母さんに聞きたいことが、いっぱいあった。 でも、悠木くんの前では、話せない。 そう思い…。 「悠木くん。悠木くんは、ちょっと部屋に行っててくれない?私、母さんと大事な話しをしたいから、少しだけ、お願い。」 そういうと、悠木くんは、素直に自分の部屋へ行った。 母さんも、リビングの椅子に座る。 暫しの沈黙…。 私が最初に口を開いた…。
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