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「母さん、あの人は、何しに来たの？」
私は、母さんの顔を、のぞき込む。
「亜紀、ごめんなさいね…変なものまで見せてしまって…」
私は、何も言えない。
「あの人は、悠木のお父さんなの…。」
…。
そして、母さんから聞いた内容は、こういうものだった。
ちゃんと、離婚は成立して悠木くんの親権も、ちゃんと話し合ってとったんだって。
だけど、その父親…修さん（おさむ）は、暴力をふるったりしていたため、家の場所など教えなかったらしく…。
それに怒って、最初は探していたらしい…そして、見つけた。
幸せそうな母さんたちを…修さんは許せないらしい…。
そして、まだ母さんの事がすきだと…。
そう言って…近付いてきているらしい…。
俺のものにならないと、悠木くんや私に、危害を加えると。
母さんは、1人で抱え込んでいたんだ…。
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