*◆*悠木*◆* #2

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「悠木くん、何のりたい??」 「ん~っ、メリーゴーランド!!」 と、悠木くんの声に、私たちは、メリーゴーランドに乗った。 案外、悠木くんは、かわいい系の乗り物が、好きらしい。 ジェットコースターや絶叫系は、乗らなかった…。 って、正しく言えば、乗れなかった。 やっぱり、小学生だし、身長低いし、乗れる乗り物が、限られていた。 「次!お化け屋敷入りたい。」 悠木くんの笑顔…。 私は、お化け屋敷はいや!!って、思ったが…。 結局…、悠木くんに引っ張られて…。 入る事に…。 怖い…。 最悪…。 〃バタン〃 「きゃぁぁあ」 私は、素直に色んな音や、仕掛けに反応してしまうのです。 悠木くんは、というと、平気って、顔をして、歩く。 「亜紀ねぇ、怖がりだね。」 と、私の手を引き、前を行く悠木くんは、やっぱり、男なんだなぁ…。 って、感じる…。 って、私が頼りないだけだけど…。 ショボン…。 「いやぁあぁ。」 「怖い。」 私は、お化け屋敷から出るまで、絶叫だった。 涙は、耐えていたものの、もう、目はウルウルで今にも、泣いてしまいそう…。 「亜紀ねぇの、弱虫ぃ~。」 と、悠木くんにからかわれた。 けど、仕方ない…。
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