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「悠木くん、何のりたい??」
「ん~っ、メリーゴーランド!!」
と、悠木くんの声に、私たちは、メリーゴーランドに乗った。
案外、悠木くんは、かわいい系の乗り物が、好きらしい。
ジェットコースターや絶叫系は、乗らなかった…。
って、正しく言えば、乗れなかった。
やっぱり、小学生だし、身長低いし、乗れる乗り物が、限られていた。
「次!お化け屋敷入りたい。」
悠木くんの笑顔…。
私は、お化け屋敷はいや!!って、思ったが…。
結局…、悠木くんに引っ張られて…。
入る事に…。
怖い…。
最悪…。
〃バタン〃
「きゃぁぁあ」
私は、素直に色んな音や、仕掛けに反応してしまうのです。
悠木くんは、というと、平気って、顔をして、歩く。
「亜紀ねぇ、怖がりだね。」
と、私の手を引き、前を行く悠木くんは、やっぱり、男なんだなぁ…。
って、感じる…。
って、私が頼りないだけだけど…。
ショボン…。
「いやぁあぁ。」
「怖い。」
私は、お化け屋敷から出るまで、絶叫だった。
涙は、耐えていたものの、もう、目はウルウルで今にも、泣いてしまいそう…。
「亜紀ねぇの、弱虫ぃ~。」
と、悠木くんにからかわれた。
けど、仕方ない…。
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