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「なんで!?」
と、私は悠木くんに、聞いていた。
「僕にも、わからない…。でも、パパが来るときは、いつも、僕は、外に出されるんだ…。」
という…。何かがおかしい…。
「パパがきてから、お母さん…元気ないんだ…。」
「なんで、すぐに私に言わなかったの??」
と私が聞くと、
「亜紀ねぇと、お父さんには言っちゃダメって言われた…。」
という…。いったい…2人で会って、何をしてるんだろう…。
もしかして…また、母さんは、暴力を受けているんじゃないか??
そう、思うと…。
私は、いますぐに家にとんで帰りたくなる。
バスに乗ってるため、何もできない。
でも、バスを降りて、少しでも早く、母さんのとこへ、いきたい。
そう、思う…。
そして、悠木くんと最寄りのバス停で降り、家に向かった。
私は、ただ黙って、悠木くんの手を引いた。
頭の中では、母さんの事が心配で心配でしかたがなかった…。
そして…。
家の前…。
「悠木くんは、外で待ってて。」
と、私は、悠木くんを外で待たせた。
もし、殴っている現場だったら、悠木くんには、見せたくない…。
そういう、思いからだ…。
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