*◆*悠木*◆* #2

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「なんで!?」 と、私は悠木くんに、聞いていた。 「僕にも、わからない…。でも、パパが来るときは、いつも、僕は、外に出されるんだ…。」 という…。何かがおかしい…。 「パパがきてから、お母さん…元気ないんだ…。」 「なんで、すぐに私に言わなかったの??」 と私が聞くと、 「亜紀ねぇと、お父さんには言っちゃダメって言われた…。」 という…。いったい…2人で会って、何をしてるんだろう…。 もしかして…また、母さんは、暴力を受けているんじゃないか?? そう、思うと…。 私は、いますぐに家にとんで帰りたくなる。 バスに乗ってるため、何もできない。 でも、バスを降りて、少しでも早く、母さんのとこへ、いきたい。 そう、思う…。 そして、悠木くんと最寄りのバス停で降り、家に向かった。 私は、ただ黙って、悠木くんの手を引いた。 頭の中では、母さんの事が心配で心配でしかたがなかった…。 そして…。 家の前…。 「悠木くんは、外で待ってて。」 と、私は、悠木くんを外で待たせた。 もし、殴っている現場だったら、悠木くんには、見せたくない…。 そういう、思いからだ…。
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