*◆*悠木*◆* #2

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〃カチャ〃 と、鍵を開けて…。家の中にはいる…。 やけに…静か…。 玄関には、男物の靴が1つ…。 私は、静かに中に入る…。 リビングにも、だれもいない…。 「母さん…??」 呼んでも…返事がない…。私は、2階に上がり、父さんたちの寝室の前に足を進めた…。 すると、微かにドアが開いている。そして、聞こえてくる声…。 …う、帰って。」 確かに母さんの声…。 「お前が、出てくから悪いんだろ?」 と、男の人の声も聞こえる…。 私は、ドアの隙間から、中を少し覗いた。 と…。 頭がおかしくなりそうだった…。 母さんと、しらない男の人は…体を重ねていたから…。 なんで…?? 「お願いだから、悠木にも、亜紀にも、手を出さないで!!」 と、母さんの声…。泣いてるのか、かすれている…。 「お前が、悪いんだろ…?手を出すか、出さないかは…おれが決める事だ!お前は、黙ってろ!」 こんな会話の中でも、2人は重なっている…。 頭がおかしいんじゃない?? それに、私や、悠木くんに手をだすなって…。 母さんは、脅されてるんだ…!! そう、思ったら…。その男が許せなかった。 母さん…。
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