*◆*悠木*◆* #3

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先生…いるんだ…。 でも…なんで…? そして、外の声は次第に遠くなっていった。 どっかに行ったんだ。 すると、父さんが医者を連れて戻ってきた。 私は診察されて…。 「大丈夫です。でも、安静にしていてください。」 と言われた。 骨は折れてないらしく、打撲だって…。 目とかも全部見られた。 大丈夫だって。 「あと、警察の方が事情を聞きにくると思いますので…。」 そういうと、医者は父さんと母さんを連れて…部屋を出て行った。 私は悠木くんと、2人きり。悠木くんは、ベッドに座ると、 「亜紀ねぇ痛い?」 と、聞いてくる。 「ちょっとね!」 と、私は笑った。 すると、 〃コンコンコン〃 と、部屋をノックされた。 「はい!」 「失礼します。」 の声が聞こえ、スーツを着けた男の人が2人、中に入ってきた。 私は、すぐ警察だとわかった。 「木下 亜紀さんですね?」 「はい。」 と、私は答えた。 「貴方に質問があります。貴方をこのように怪我をさせたのは、この人ですか?」 と…写真を見せてきた。 その写真は…。 修さん…。 悠木くんがいるのに…警察は、普通に聞いてきた。
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