14人が本棚に入れています
本棚に追加
「自分たちで選ぶんで大丈夫ですよ」
といい、相沢先生は店員をどこかにいかせた。
そして、また物色していた。
私もキーホルダーなんかをみていた。
(きれい……)
といろんな物を見ていく。キラキラと光っていた。
ビーズで出来たストラップがいっぱいさがっていて、
(これかわいい……)
黒を基調とした、ビーズのストラップが目にとまった。
「欲しいのか?」
といきなり相沢先生に聞かれた。
「え!?」
と私が相沢先生を見ると相沢先生はニッコリ笑って。
「それ、ジッと見てたから」
と言った。
「ただかわいいなぁって見てただけですよ」
と私が返すと、相沢先生はそのストラップを手にとり、
「こういうのが、好みなのか、買ってやる」
というと、
「すみませぇ~ん」
と店員を呼び、
「これください」
といった。
「え?!いいですよ」
と私がいうも、相沢先生は、やっと私から手をはなし。“黙って貰え”というと、お金を払った。
「はい」
と渡してくるストラップを、私は渋々うけとった。
なんか、逆に買って貰って申し訳ない気持ちになったけど、嬉しかったりもした。
最初のコメントを投稿しよう!