*◇*隠し事*◇* #2

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(本当にいいのかな……) そう思ったけど、私はそれに甘えて先生の腕に頭を置いた。 懐かしい温もり……。 先生に引っ付きたかったけど、これ以上はダメな気がした。 「相沢にメールおくっとこう」 と先生は相沢先生に、私と外にでたことを、メールしていた。 静かな海……。 空にキラキラと輝く星たちは、2人を見下ろしていた。 「亜紀……あと8ヶ月だなぁ」 と先生は言う。 「そうですね……」 と私は答える。 「もっともっと苦しい事や悲しい事がいっぱいあるかもしれない。 それでも亜紀は、俺の事待っててくれるか?」 (当たり前だよ……) こんなにも好きなのに、側にいれないのは苦しいし悲しいけど。 こんなにも好きだから、私は先生の事をいつまでも待ってる。 なんだか涙が溢れて、返事をしようとしても、溢れてくる涙を抑えるので精一杯で……。 我慢すればするほど、喉の辺りが痛かった。 ねぇ……私はどうして泣き虫なのかな……。 先生が、迎えに来てくれるって言ってくれて嬉しいけど……。 また離れ離れだと思うと、とても寂しいよ……。 「亜紀?」 私が、何も言わないからか、先生は私を呼んだ。
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