*◇*失恋*◇*

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「悠木さ、来週どこか行く?」 と私が聞くと、悠木の顔はたちまち笑顔になり。 「行きたい!!」 と大きな声で言ってきた。 「じゃあ、来週の日曜日でかけようね」 「うん」 そう約束を交わして、私は1階に降りた。 「おはよう」 とキッチンでご飯の準備をしていた母さんに、声を掛けた。 「あっおはよう亜紀」 いいにおいが部屋中に広がっていた。 そして、いつも起きているはずの父さんが居ない事に気付く。 「あれ? 父さんは?」 と、聞くと母さんは、 「ん…あぁ、なんか仕事が忙しいらしくて、朝早く出てったわよ」 と言った。 「そうなんだ」 と、私は食卓につく。 「今日は遊びにいくんでしょ?」 と聞いてくる母さんに、私はみき達と遊ぶ事を伝えた。 そして、悠木も降りてきて、朝ご飯を食べた。 ご飯を食べ終わると、遊びに行く準備をして、みきが迎えにくるのを待った。 ―――――――― ―――― AM11:00 家の呼び鈴がなった。 その少し後に、 「あきぃ~。みきちゃん来たわよ」 と私を呼ぶ母さんの声。 「はぁ~い」 と私は、カバンを持って玄関に向かった。 みきの姿が見えると、みきは、 「あきぃ!! 髪!!」 と、とても驚いている。
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