*◇*失恋*◇*

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「えへっ切っちゃった」 というと、 「かわいい」 と好評だった。 母さんに行ってくると伝えて、私たちは出掛けた。 バス停までの道を歩いている途中。 「ほんと思い切ったね」 とみきが言ってきたから、私は先生の事を話そうと口を開いた。 「私ね、失恋しちゃったんだ」 とするとみきは、心配そうな顔で私をみてきた。 「そうだったんだ……亜紀がいきなり髪切ってるから、何かあったんだと思ったら。 失恋かぁ……」 といいながら、空をみあげた。 みきは、なんとなく気付いていたのかな……。 「亜紀……大丈夫なの?」 と聞いてくるみきに、 「うん、なんだか平気なんだよね」 と答えた。 自分でも良く分からない、この感情。 「大丈夫ならいいけど……」 とみきは言ったあと。 「今日は、ぱぁーっと遊ぶかぁ」 と言ってくれて、私は笑顔で、 「うん」 と答えた。 そして、バスに乗り。皆と合流する街まで出掛けた。 街に着いて皆に会うと、皆私の髪をみてビックリしていた。
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