*◇*失恋*◇*

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「じゃあ、また明日ね」 「バイバ~イ」 夕方、バス停でみんなと別れ家に向かっていた。 1人で歩く帰り道……。 寂しさがどっと押し寄せてきた。 (先生……) 頭の中は先生の事でいっぱいで……トボトボ歩いていた。 すると、 「亜紀!」 と声が聞こえて振り向くと、るいが立っていた。 「あれ? るい何でいるの?」 と私はるいを見て固まっていると。 「亜紀と話しがしたくて」 と微笑んだ。 そんなるいを、家に連れていった。 ――部屋。 「亜紀さ、ずっと元気なかったから、無理矢理笑ってたし」 とるいは話しながら、私がいれてきたレモンティーを飲んでいた。 「そうかな? 元気だよ」 という私に、るいは。 「無理しなくていいよ。 私……亜紀の力になれないかな?」 と言ってきた。 そんな訳じゃなかった。 自分の中でも、良く分からなかったんだ。 「違うよ……自分でも良くわからないの。 悲しくて辛いはずなのに……涙も出ないし。 先生の事だけ思い出して、良くわからない」 本当に、自分自身がわからなかった……。 「なんか……心に穴が開いちゃったみたい。 なんて言ったらいいんだろう。この感覚」
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