16人が本棚に入れています
本棚に追加
*◇*失恋*◇* #2
認めたくなかったのかな……。
自分にもう終わったって言い聞かせて、受け入れていたはずなのに。
自分は全然……受け入れてなかったのかもしれない。
「ばか……だ……わたし……」
涙を流したら……少しは楽になれるって思っていたのに。
ますます苦しくて……悲しくなった。
「まだ……だいす……きなの」
と私は言っていた。
本当に私は先生が大好きで大好きでたまらない。
私の想いは……とても強いです。
――――。
どれくらい泣いたのか、気が付いたら。
私は寝てたみたいで、もう朝になっていた。
るいは、いつ帰ったのか、AM6:30だった。
鏡を見ると、プックリ腫れた瞼。
(酷い顔……)
私は1階に降りて顔を洗った。
すると、母さんが調度洗面所にきた。
「亜紀おはよう。大丈夫? 目腫れてるわね、冷やしなさい」
と、言った後。
「るいちゃんね、亜紀が泣き疲れて寝ちゃったって、9時頃帰っていったわよ」
と教えてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!