*◇*失恋*◇* #2

1/2
前へ
/35ページ
次へ

*◇*失恋*◇* #2

認めたくなかったのかな……。 自分にもう終わったって言い聞かせて、受け入れていたはずなのに。 自分は全然……受け入れてなかったのかもしれない。 「ばか……だ……わたし……」 涙を流したら……少しは楽になれるって思っていたのに。 ますます苦しくて……悲しくなった。 「まだ……だいす……きなの」 と私は言っていた。 本当に私は先生が大好きで大好きでたまらない。 私の想いは……とても強いです。 ――――。 どれくらい泣いたのか、気が付いたら。 私は寝てたみたいで、もう朝になっていた。 るいは、いつ帰ったのか、AM6:30だった。 鏡を見ると、プックリ腫れた瞼。 (酷い顔……) 私は1階に降りて顔を洗った。 すると、母さんが調度洗面所にきた。 「亜紀おはよう。大丈夫? 目腫れてるわね、冷やしなさい」 と、言った後。 「るいちゃんね、亜紀が泣き疲れて寝ちゃったって、9時頃帰っていったわよ」 と教えてくれた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加