16人が本棚に入れています
本棚に追加
砂浜に寝そべって……。
私は目を閉じた。
先生の気持ちは離れていかないよね?
あと8ヶ月……。
貴方の想いが、まだ私にあると信じています。
波の音だけが聞こえて、潮の香りが私を包んでいた。
気持ちが前向きになれた私は、なんだかとてもスッキリしていた。
(私……成長してるよね?)
2年前なんて『恋』の『こ』の字も知らなかったのに。
私は今、細川 心という1人の男性に恋焦がれている。
先生に会えてとても良かった。
だって……貴方を想う事で幸せを感じられるから。
もう一度……一緒に歩いていきたい。
貴方と2人歩いていきたい。
もう、私に迷いなんてない。
まずは、今やるべき事からやって行こう。
すると、誰もいないと思っていた海……いきなり声がした。
「おい! 木下!! お前は、何学校サボってんだよ! 受験生だろ」
と、いきなりした声にビックリして、声の方を見ると、そこには相沢先生が立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!