*◇*進むべき道*◇*

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砂浜に寝そべって……。 私は目を閉じた。 先生の気持ちは離れていかないよね? あと8ヶ月……。 貴方の想いが、まだ私にあると信じています。 波の音だけが聞こえて、潮の香りが私を包んでいた。 気持ちが前向きになれた私は、なんだかとてもスッキリしていた。 (私……成長してるよね?) 2年前なんて『恋』の『こ』の字も知らなかったのに。 私は今、細川 心という1人の男性に恋焦がれている。 先生に会えてとても良かった。 だって……貴方を想う事で幸せを感じられるから。 もう一度……一緒に歩いていきたい。 貴方と2人歩いていきたい。 もう、私に迷いなんてない。 まずは、今やるべき事からやって行こう。 すると、誰もいないと思っていた海……いきなり声がした。 「おい! 木下!! お前は、何学校サボってんだよ! 受験生だろ」 と、いきなりした声にビックリして、声の方を見ると、そこには相沢先生が立っていた。
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