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「なんでいるんですか!?」
と私はビックリして起き上がると、相沢先生は。
「お前が、学校に来ないから迎えにきたんだよ!」
と言ってきた。
(へっ? 私のために? 授業は大丈夫なの? 学校は?)
と思っていると、相沢先生は私の気持ちを読み取ったのか。
「ほら、俺は1限目だけがフリーだから、2限目に間に合うようにもう行くぞ」
と私の手を掴んで立たせた。
「なんで、私がここにいるの分かったんですか?」
それが最大の疑問だった。
すると、
「はぁ……お前の行動を良く知ってる奴が、多分ここだろうって言ってたの」
と言った。
その時、相沢先生が名前を言わなくても。
(先生……)
と私には分かっていた。
だって、先生しかいないよね。
なんだか嬉しくて笑顔になると。
「行くぞ!」
と相沢先生は歩きだした。
私も後を着いていく。
「木下……今は辛いかもしれないけど、1人で全部抱え込むなよ。
ってかお前ら2人は本当馬鹿だよな」
と相沢先生は笑っていた。
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