*◇*進むべき道*◇*

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「教科書わすれちゃった」 とるいに言うと、 「私のみせてあげる」 と言ってくれた。 その時、 「はい。席に着いてぇ~」 と優先生がやってきて、授業が始まった。 私は、教科書を忘れた事を優先生に伝えた。 そして、るいと席をくっつけて授業することになり、ノートも忘れたため、優先生から白紙をもらった。 授業が進んでいき。 優先生の背中を見ながら、先生の事を時折考えていた。 (だめだ! 授業に集中しなくちゃ) と、言い聞かせながら、黒板のものを白紙に写していく。 プリント等もやり、私は教科書を忘れた罰として、写本が宿題に出された。 「はぁ……」 と思わずため息が漏れてしまう私。 るいは、そんな私を、優しいまなざしで見ていた。 3時限、4時限と普通に過ぎていったけど、やっぱり罰として宿題を出された。 ――――昼休み。 「はぁ……教科書もってこれば良かったよぉ~」 と言う私に、 「亜紀が忘れるから悪い!」 とみきにでこピンされた。 「だってぇ~」 屋上で弁当を食べる。みきとあずさとるい、4人で……。 青く澄んだ空が気持ち良かった。
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