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「そうなんだ……私、準備してくるね」
といい、私は部屋に戻った。
るいにメールを送った。
昨日はありがとうと感謝を込めて。
そして、制服に着替えて身仕度を済ませ、朝食を食べた。
今日も父さんはいない。
「父さんまた仕事?」
と聞くと、
「忙しいみたいよ」
と母さんは答えた。
そして、私は今日は1人で家を出る事にした。
「悠木ごめんね。今日は急がないといけないから、先行ってるね」
とカバンを持って玄関に向かった。
「えぇ~!?」
と、悠木は不満気にしていたけど。
準備をしていなかった悠木は。
「行ってらっしゃい」
と私を送った。
家から出て、私は学校とは反対側に歩き出す。
学校に行く気がしなかった。
私は、準備していた時から、学校に行く気はなかった。
私は首にさがる御守りを握り。
あの海に向かっていた。
先生との想い出が沢山の……あの海へ。
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