*◆*想い*◆* #2

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「どうしょ……」 なんだか1人でいる事が悲しくて、涙がポタポタと流れた。 気持ちが沈んでいるからか、私は俯いていた。 (ありえない……) 何処かわからない場所に1人……前にもこんな事あったよね。 あの時は、先生に電話出来て……私の不安は先生の声で、少なくなってた。 先生が迎えに来てくれたんだよね。 でも今は、何もすることが出来なくて。 先生が迎えに来てくれる事なんてなくて。 今ここに電話があったら、私は先生に電話してたかな? (きっと、出来ないよね……) だって今と昔は違うから、気持ちも……私達の関係も……。 (どうすればいいの?) いつでも、先生の事を考えている私は……これから、どうしたらいい……? 「先生……会いたいよ……」 涙は、頬をつたい落ちる。 やっぱり悲しい時、寂しい時考えてしまうのは、先生の事だった。 その時だ、 「あれぇ~こんなとこで何してんの?」 といきなり声をかけられて、顔をあげると知らない男の人が、私のとこに近寄ってきた。 最初は暗くてその人しか見えなかったけど、声を掛けてきた人が、近付いてくるにつれて、その人の後ろに何名か男の人がいるのがわかった。 (こわい……)
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