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そして、一通りみたあと会議室に戻り休憩となった。
この後は、ビデオで学校説明をするらしい。
私は、もう楽しくって、この学校に進学できたら、こんな事してあんな事してと色々考えていた。
「なんか目がキラキラしてるな」
とニッコリ笑顔の相沢先生に、
「私絶対この学校に通いたい」
と言っていた。
キレイな洋服が並んでいた教室……ミシンがいっぱい並んでて、まだ製作途中の洋服。
やっぱり好きな事をもっと勉強して、将来は好きな事を仕事にしたい。可愛い洋服いっぱいのお店を開きたいな、なんて思っていた。
すると、
「トイレ行くけど亜紀は大丈夫か?」
といきなり相沢先生に言われて、一応トイレに行っておく事にした。
相沢先生と会議室を出てトイレの方へ向かっている途中。
「よぉしき!」
と、いきなり相沢先生の前に女の人が現われた。
その人を見るなり相沢先生はぴたり止まり。
「おぉ」
と声を掛けた。
私も自然に足が止まった。
だって、インターネットでこの学校を調べていた時に資料に写っていた、うちの高校の卒業生の新垣 紗香さんって言う人だったから。
(うわぁ~本物だぁ~)
と感激していた私。すると紗香さんは私を見て、
「あっこの学校にくるの? 私紗香よろしくね」
と笑顔で話し掛けてきた。
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