*◇*先生の想い*◇*

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貴方をこんなにも好きなのに、全てを伝えきれない……。 伝えても伝えても、満足しないのは……貴方を好きだと言う気持ちが泉のようにわき出てでているから。 優しく触れる唇から愛が伝わって……。 ますます、私の好きは溢れてくる。 こんなにも幸せでいいんだろうか……。 でも、この幸せは長くは続かない。 だって……明後日には先生は沖縄に帰っちゃうから。 それに、今日先生とさよならしたらきっと……卒業するまで会えないような気がするから……。 この想いが全部貴方に伝わればいいのに……。 息をするのさえ忘れて……私は貴方の事だけを想っていた。 唇が離れた瞬間に私は息を吸い込んだ……。 肩を上下に揺らしながら先生の事を見ると、 「顔真っ赤」 そう言い、おでこにキスをした。 嬉しくて恥かしくて……私は先生の顔をまともにみれなかった。 (ドキドキする……) 本当にこのまま……時が止まってしまえばいいのに。
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