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いつの間にか私の涙は止まっていて……。
「私は、先生ともう一回あの夜景を見にいきたいなぁ~」
なんて、笑顔で話していた。
やっぱり、私は先生でいっぱいで、貴方の言葉や行動で浮いたり沈んだりが激しいんだよね……。
「あと、遊園地いって観覧車乗りたい」
そう話していると、
“良かった。元気になってるみたいで”
と先生の優しい声……。
「へへっ」
と私は笑った。
この時、私には先生との明るい未来の想像しかなくて、とても幸せだったんだ。
隣りに先生は居なくても、電話の向こうから、私を呼ぶ声があるから、頑張れるって思っていた。
でも、私はまだ弱くて、あと7ヶ月という期間はあまりにも長くて……。
先生を何度も何度も……困らせるんだ……。
そして、優先生に先生を重ねてしまう……。
あまりにもソックリだから貴方が居るようで……私は寂しくて寂しくてたまらなくなる。
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