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みんな、それぞれの道を進む……。
るいは、そのままこの街で就職。
雄也は、自動車の整備士になりたいらしくて、隣り街の専門学校へ。
あずさは、今までずっと行きたかった名門大学へ。
「英語の教師」になりたいんだって。
祐介は、まだやりたいことが決ってないから、一応大学には行きたいと言っていて。
みきは、美容師になりたいから専門学校にいくんだって。
皆バラバラの道を進む……卒業してからも、私達はずっと仲良しでいられるよね?
ずっと皆で、笑っていられたらいいな。
「みんな席につけ~」
と相沢先生がやってきて、皆席についた。
教卓に両手をつき、教室を見渡す相沢先生、相沢先生とはあの日以来あっていない。
きっと先生から、
(聞いたんだろうな)
と、私はみていた。
そして、SHRも終わり。
いきなり机の近くまできた相沢先生は、
「亜紀、話しがある」
と私を廊下に出させた。
やっぱり……『亜紀』と呼ばれるのは、なんか違和感がある……。
「学校見学の事なんだが、引率俺になったから」
という相沢先生。
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