*◆*学校見学*◆*

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みんな、それぞれの道を進む……。 るいは、そのままこの街で就職。 雄也は、自動車の整備士になりたいらしくて、隣り街の専門学校へ。 あずさは、今までずっと行きたかった名門大学へ。 「英語の教師」になりたいんだって。 祐介は、まだやりたいことが決ってないから、一応大学には行きたいと言っていて。 みきは、美容師になりたいから専門学校にいくんだって。 皆バラバラの道を進む……卒業してからも、私達はずっと仲良しでいられるよね? ずっと皆で、笑っていられたらいいな。 「みんな席につけ~」 と相沢先生がやってきて、皆席についた。 教卓に両手をつき、教室を見渡す相沢先生、相沢先生とはあの日以来あっていない。 きっと先生から、 (聞いたんだろうな) と、私はみていた。 そして、SHRも終わり。 いきなり机の近くまできた相沢先生は、 「亜紀、話しがある」 と私を廊下に出させた。 やっぱり……『亜紀』と呼ばれるのは、なんか違和感がある……。 「学校見学の事なんだが、引率俺になったから」 という相沢先生。
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