*◆*学校見学*◆* #2

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そして、車は学校に着いた。 「ほらっカバンとってこい」 と言われて、私は車を降りて教室に向かった。 (このまま逃げたい……) そう思って、私は教室にいきカバンを取ると、相沢先生の所ではなく、屋上へと向かっていた。 なんだか、悲しくて胸が苦しくて……。 屋上に着いて私は、出入口の屋根に登った。 そして、メールをうつ。 ―――――――― 件名:ごめんなさい 本文:やっぱり歩いて帰ります。 ―――――――― そう相沢先生にメールを送った。 そして、そのまま仰向けに倒れて空を見た。 温かい涙が流れていく……。 すぐに相沢先生から電話がきたけれど、私はその電話を取れなかった。 すると、メールが届いた。 ―――――――― 件名: 本文:ごめんな。 嫌な気持ちになったよな、話しがしたい。 今、何処? ―――――――― と、帰ってきたメール。 ―――――――― 件名: 本文:ごめんなさい ―――――――― とだけ、返しておいた。 どういう態度を取ればいいのか、分らなかったから。 私の心は曇っているのに、そんなのお構いなしに空は青く澄んでいた。
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