*◇*最低な私*◇*

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私は今、相沢先生の事からはっきりとしないといけないのに……。 優先生を見て、先生の事で頭をいっぱいにしちゃうんだ。 先生でいっぱいに……。 「そろそろ帰らないとね」 と言い優先生が立ち上がったから、私も立ち上がった。 「先に降りて」 と私に促す優先生。 「優先生から先にどうぞ」 と私が譲ると、 「別に先に降りてもいいけど、パンツ見えると思うよ」 と、私の顔を見てきた。 そんな言葉に、私は急いで下へと降りた。 そんな私を優先生は優しく笑ってみていた。 そして、優先生も屋根からおりてきて、帰る事になった。 屋上から出ようと、優先生がドアノブを回そうとしたら。 ガチャガチャと、右にも左にも回らない。 「鍵閉められてる」 という優先生に、 「えっ!?」 と私もドアノブを回してみたけれど、鍵がかかっていて開かなかった。 「あぁ~あ、相沢にでも電話して開けてもらうか」 と言った優先生の『相沢』という言葉に、私は (どうしよう、どんな顔して会おう) と、瞬間に思った。 電話をする優先生は、『木下さんと屋上に閉じ込められたからきて』と言っていた。 相沢先生は、それを聞いた時……どう思ったんだろう。 私がいるのを知って、どう思ったんだろう。
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