*◇*最低な私*◇*

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「……」 「……」 お互い何も話さないまま、私達は駐車場についた。 気まずくて気まずくて……。 どうしたらいいのか、わからなかった。 「亜紀、なんか変な感じだな。何を話したらいいのかわかんねぇ~」 という相沢先生、そんな相沢先生の言葉に、私は頷くので精一杯だった。 「俺が送ってくからさ……俺の車にのってな」 と言ってくるけど、私はどうしようと迷った。 なんだか、このまま気まずいのも嫌だから、ちゃんと話さないといけないと分かっているけど、あの気まずい空気が嫌で、逃げ出したいっていう気持ちもある。 (どうしよ……) と少し悩んだ後、私は小さくコクリと頷いた。 ちゃんと、話さなきゃって……。 その時、 「ごめんごめん」 と、優先生が小走りでやってきた。 「おっそい」 という相沢先生に、優先生はいたずらっぽい笑顔を見せていた。 「じゃあ、帰る? 木下さんは俺と」 と、優先生が言いかけた時、 「大丈夫、俺が送っていくから」 と相沢先生が優先生の言葉を遮った。 それを聞いて、 「そっか、じゃあよろしく」 と、相沢先生の肩を叩いた後、 「またね」 といい、優先生はすぐに車に乗った。 「さようなら」 「またな」 そして、私達は優先生と別れた。
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