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『じゃあ、またな……』
「うん」
しばらく話して、切った電話。
ツーツーという音は、今の私を寂しくさせて。
私は枕に顔を押し付けた……。
そして私はいつの間にか、ねていた。
先生の事が大好きで。
先生の事を好きすぎてたまらない私は、いつしか日常で先生ばかりを探すようになる……。
近くにいないから……。
寂しさで先生を探すように……。
先生みたい……。
そっくりだな。
そんなに優しい顔しないでよ……。
あっ笑った、先生みたい……。
そう、優先生の中に……私は先生を探すようになっていく……。
あまりにも似ているから。
寂しさを消すように、優先生に先生を重ねて見ようと、してしまうように、なっていく。
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