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――あれから数日後の休みの日。
この日からかな、私が少しおかしくなったのは……。
この日、私はバイトが休みで、みきたちと約束していた、花火をやる事になった。
でも、ちょうどその日に隣り街の花火大会があるという事をきき、私達は花火をとりやめ花火大会に行く事になったんだ。
「亜紀ねぇかわいいぃ~」
と、母さんに浴衣を着付けして貰っている私の横で、私の周りをクルクルと周り全体をみながら、悠木は笑顔でそう言った。
「そうかな?」
薄いピンク色に花がちりばめられた浴衣を着ながら、なんだか恥ずかしくて……私は頬をピンクに染めた。
「亜紀似合ってる。これでよし」
と着付けが終わり、自分を鏡に映して。
なんだか照れてしまった。
すると、
「ただいまぁ~」
と今日は、父さんがいつもより早い帰宅。
「おかえりなさぁ~い」
と母さんと悠木は玄関へと走っていった。
私は、母さんたちの部屋から出てリビングに。
先生が家にきたあの日から、父さんとは時間があまり合わなくて、話していなかった。
(そろそろ話さないとな……)
そう思っていると、
「おわっ」
と、父さんの声が聞こえて父さんを見ると。
「なんだか、昔の母さんを見てるみたいだな」
と父さんが言ったから。
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