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「気にしないでよ」
そう言う紗香さんは、涙をふきながら。
「本当に貴方のせいだなんて思っていないから。
ただ、どこに気持ちをぶつけたらいいのか分らなくて貴方に当たっただけだから」
そう言った。
「はぁ……こんな事貴方に言うのはおかしいかもしれないけど、本当に諦められないの……」
そうして、その後もポツリポツリと話していた。
相沢先生が、私を好きになり紗香さんを振った事、それなのに相沢先生は、まだ片思いをしているということが、やりきれないって言うこと。
相沢先生が付き合っていたんだとしたら、諦められたかもしれない、でもまだ1人だと言う事はチャンスがあると思って、まだ連絡をしてしまう。
「貴方は、細川先生の事好きなんでしょ?」
そう聞いてくる、私はコクリと頷いた。
「良樹も馬鹿だよね……私と一緒……」
その時、相沢先生が教室に入ってきた。
「相沢先生……」
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