*◇*真意*◇* #2

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先生が原因なんかじゃないんだよ……私が全部悪いんだ。 私は、あずさという大切な友達を失ったけど、先生というとても大切な人をあずさからとってしまったんだ。 それで、あずさの気持ちなんて少しも考えてあげられなかった。 禁断の恋で……自分だけで精一杯だったんだ。 ごめんね……あずさ。 ごめんね……先生。 (ごめんねしか思い浮かばないや……) 言葉は沢山あるのに、私の中には『ごめんね』その言葉しかでてこなかった。 私は落ち着くまで、トイレの個室に閉じこもっていた。 その時、トイレをノックする音が聞こえて。 「あき?」 みきの声がした。 私はそれでトイレからでた。 「大丈夫?」 みきも辛いはずなのに……。 「うん、もう大丈夫」 私1人が辛いんじゃないんだ。 ――放課後 昨日バイトをかわってもらったため、今日はバイトだった。
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