*◇*真意*◇* #2

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「じゃあ、明日ね」 と肩を叩いて、みきは祐介と帰っていった。 るいも雄也も帰っていった後、私も教室をでた。 あれから、ずっと気持ちは落ちたまま。 あずさは仲良しメンバーを完全に抜けていて、祐介や雄也、るいにも『今までありがとう』と同じようなメールをしてきたらしい。 みんな、個々にメールをしているらしく、関係がどうなるのかは、分らない。 私は、戻る事は出来ないけど、皆はあずさと友達している事は出来るもんね。 「はぁぁ」 バイトへ向かう足取りが重かった。 気持ちを切り換えなきゃいけないって思っても、それは無理だった。 (あずさ……) 『今までありがとう』とメールは送れても、やっぱり、ずっと友達でいたかった。 もし、あずさが先生とくっついていたら、私はどうなっていたんだろう……。 最初から友達なんて出来なかったかもしれないな……。 あすさの辛い気持ちは、私よりとても大きいんだ……。 (さむいな……) 肌寒くなった風に、鳥肌がたった。
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