*◇*真意*◇* #2

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「はぁあ」 ため息ばかりついて歩いていた。私のせいで、周りのみき達を巻込んだ事も、本当に申し訳なく感じていて、胸にナイフが刺さっているようだった。 ―――― 「お疲れさまです」 バイトを終え、いつもの帰り道、夜空を見上げると私の心と同じように曇っていた。 「はぁあ」 またため息……今日はため息しかでない。 すると、私の隣りに車が並んだ。いきなりの出来事にビックリしていると、運転席に先生の姿。 「乗れ」 と、車を停めた、なんだか不機嫌だ。 「あっはい」 言われるがまま、後部座席に乗り込んだ時に、優先生の車なのが分かった。 静かな車内……車は走り出した。 (そういえば、先生にメールも電話もしてない……) 今更になってその事を思い出した。 あずさの事でいっぱいいっぱいで、忘れていた。 (こういう所が、私はいけないんだよね……怒ってるかな?) 先生に話しかけられなくて、私は黙って俯いてる事しか出来なかった。
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