*◇*真意*◇* #2

20/26
前へ
/35ページ
次へ
それから2時間が経ち……もう3時を過ぎていた。さすがに眠気もピークだ。 その時、 「ただいまぁ~」 と父さんの声が聞こえた。すぐに1階に降りていこうかと思ったけど、酔っ払った父さんに何を言われるか分らないと、私は寝た振りをして部屋からでなかった。 (先生……連絡くれるって言ったのに、遅いなぁ) そんな事を考えていたら、私はいつの間にか寝ていた。 ――朝。 カーテンから、太陽の光りが私を照らして目が覚めた。 寝るのが遅かったからか、いつもより1時間遅くの起床だった。 AM7:00 (あっ!?) すぐに携帯を確認すると、着信1件、メールが1通。 先生からだった。 ―――――――― 件名: 本文:今帰った。おやすみ。 ―――――――― 私が電話にでなかったからメールを送ったらしい。私は「おはようございます」とだけ返しておいた。 後で先生から話しをじっくり聞こう、そう考え学校に行く支度を始めた。 ―――― ―― 教室の外の景色を、自分の席につき眺めていた。 先生からの返事はまだない。 父さんと先生が昨日どんな話しをしていたのか、とても気になっていて、なんだか落ち着かない。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加