*◇*真意*◇* #2

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先生はずっと、ここに居るわけじゃないのに……。 もう沖縄に明後日には帰ってしまうのに……。 なんだか、寂しかった。 「はぁぁあ」 ため息しか出てこない、まずあずさとの事をどうにかしなくちゃいけないと、私は昼休みに話がしたいと、メールを打った。 返事は『話す事なんてない、もう友達じゃない』と返ってきて、胸が苦しくなった。 それでも、話しがしたいと何度もメールをしたが、返ってくる返事は全て『NO』だった。 (どうすればいいんだろう……) どうしていいのか分からなくて……枕に顔を押し付けた。 ――昼休み。 「失礼します」 保健室にみきの声が響いて、すぐに私の寝て居るベッドを囲むカーテンが開けられた。 「あっ起きてたんだ」 と、みきは中に入ってくると、私を見て微笑むとベッドの側にあったイスに腰掛けた。 私は寝たまま顔だけをみきに向けた。 「大丈夫?」 と聞いてくるみきに、コクリと頷いた。 すると、みきは私に1限目の休み時間の事を話した。 (なんで……) みきとあずさの関係に亀裂が出来た事を知り、一気に悲しみが押し寄せる。 「亜紀、多分……もうあずさとは、本当に無理だと思う」 と悲しみに顔を歪めながら、みきは辛そうだ。
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