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その後、シンが軽くナポリタンを作り、皆で食べた。
最初は蕎麦を食べるつもりだったが、相沢が嫌だといったため、ナポリタンにしたのだ。
黙々とご飯を食べて、テレビを見ながら寛ぐ、全員の食器を片付けたのは亜紀だった。
男性陣はみんな力仕事をして疲れているだろうからと、亜紀が率先して片付けをしたのだ。
「あぁ~ビール飲みてぇ~」
「駄目だ、お前は車だろ」
相沢はシンに怒られていた。
「はぁ泊っていくから良いじゃん」
「駄目だ」
「なんで?」
「駄目と言ったら、今日は駄目」
相沢の泊まるのを断固拒否した。
なんでそんなに駄目なのか、用事があるのかも知れないと、亜紀はお皿を洗いながらやり取りを見ていると。
シンは手伝うといい、亜紀の側にきて食器を片付けていた。
相沢と優がテレビを見て、笑っている中。
「今日、泊っていく?」
そう聞かれた亜紀は、びっくりして皿を洗う手を止めてしまった。
「どうする?」
「いいの?」
「当たり前だろ」
亜紀は嬉しくなって頷くと、シンは相沢たちを確認して。
「あいつらには内緒な」
そう笑った。
なんだか、亜紀はシンと2人だけ秘密な話しをしている事が、とても嬉しかった。
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