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でも、ふと気付く。2人きりだと言う事は、ああいう雰囲気になってしまうかもしれないと。
「本当にいいんですか? もし相沢先生が知ったら、絶対怒りますよ」
「いいんだよ。俺は亜紀といたいんだから」
そんな事を聞いたら、もう何も言い返せない亜紀、でも良く考えたら着替えも何も持ってない。
「私……着替えもってないんですけど……」
皿を濯ぎながら言うと、シンはそれもそうだと呟き、亜紀のアパートに取りに行こうという事になった。
シンにとっては、まだ亜紀のアパートを見ていないから、良い機会だ。
「部屋汚れてますよ?」
「別に気にしない」
そんなに汚れている訳じゃなかったけど、洗濯物とかそのまま部屋の中に干してきていたから、亜紀はそう言っていた。
そのまえに、シンの車は沖縄にあるんじゃないか……今日帰ってきたばかりだから、そう疑問が浮かんで、シンにその事を聞くと、昨日のうちで届いていて、相沢たちがマンションに持ってきてあると、話してくれた。
そして、お皿を洗い終わり、シンと亜紀はリビングに移動した。
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