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やっぱり聞かれた。どう乗り切ろうか。
「秘密」
「どうして?」
「どうしても!!」
何も思いつかない……。
「気になるな」
「まだ秘密、これで今は勘弁して」
亜紀は大胆にもシンの唇を奪った、そして自ら舌を絡ませる。
考え過ぎるから駄目なんだ……きっと嫌じゃなくなるから、それまでそう言う流れや雰囲気を避ければいい。
唇をはなすと。仕方なさそうに、それ以上は聞いてこなかった。
なんとか乗り切った。というか、自分からキスして、舌も絡めちゃうなんて、かなり大胆だと思いながらも、ホッとする。
亜紀の顔は真っ赤だった。
それから、普通にのんびり過ごした後、空港へ、そして、飛行機に乗って亜紀は沖縄を後にした。
シンとさよならするのは、とても悲しかったけど、2週間の我慢だと言い聞かせ、時間ギリギリまで粘って一緒にいた。
やっぱり寂しいよ……。
飛行機の中で、戻りたい気持ちいっぱいで、ちょっと泣きたくなったり。
やっぱり私……先生が大好きなんだ。
改めて自分の気持ちを再確認した。
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