*…正式彼女…* #2

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 やっぱり聞かれた。どう乗り切ろうか。 「秘密」 「どうして?」 「どうしても!!」  何も思いつかない……。 「気になるな」 「まだ秘密、これで今は勘弁して」  亜紀は大胆にもシンの唇を奪った、そして自ら舌を絡ませる。  考え過ぎるから駄目なんだ……きっと嫌じゃなくなるから、それまでそう言う流れや雰囲気を避ければいい。  唇をはなすと。仕方なさそうに、それ以上は聞いてこなかった。  なんとか乗り切った。というか、自分からキスして、舌も絡めちゃうなんて、かなり大胆だと思いながらも、ホッとする。  亜紀の顔は真っ赤だった。  それから、普通にのんびり過ごした後、空港へ、そして、飛行機に乗って亜紀は沖縄を後にした。  シンとさよならするのは、とても悲しかったけど、2週間の我慢だと言い聞かせ、時間ギリギリまで粘って一緒にいた。  やっぱり寂しいよ……。  飛行機の中で、戻りたい気持ちいっぱいで、ちょっと泣きたくなったり。  やっぱり私……先生が大好きなんだ。  改めて自分の気持ちを再確認した。
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