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「シン先生がやってしまった事だし……でもさぁ、亜紀が嫌だって思った事は、多分亜紀１人では解決しないと思うんだよね、やっぱり、シン先生にはいずれ嫌でも、話さなきゃいけなくなると思うよ」
「そうなのかな？」
「うん、だって亜紀がいつ乗り越えられるか分らないし……もしかしたら乗り越えられないかもしれないし……」
心配そうな顔をして、みてくるみきは、まるで妹を見るような目だった。
「……んん」
何も言い返せない。
本当にもし乗り越えられなかったら、きっと、シンは自分に愛想をつかしてしまう。
理由も言えないまま拒み続けたら……破局間違ないなしだと、亜紀は自分でもわかっていた。
「今はまだいいかもしれないけど、これから付き合っていく中で、絶対そんな流れにはなると思うし……毎回断ってたら、シン先生も怪しむでしょ？」
「そうだよね……」
みきの言っている事はあたっている。確かにそうだ。
「みきぃ～～」
「これだけは私には無理かな、亜紀……頑張って」
そう言われたけど、みきに相談したおかげで、少しは楽になったような気がした。
自分でどうにか出来たらいいけど……。
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