*…花火…* #3

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 それから帰る事になり、シンと相沢はタクシーで帰ると言っていたが、麗子が送って行くことになり、迎えが来るのを待った。  相沢が麗子と話しをしている時、 「亜紀、今日これから予定とかある?」  シンは亜紀の顔を覗き込みながら聞いてきた。 「何もないよ」 「あのさお願いがある」 「なに?」 「今日も泊めてくれないか?」  顔の前に片手を持ってきて、お願いのポーズ。亜紀は頷いた。 「まだ……元カノさんいるの?」 「あぁ、帰ってくれなくてさ。明日には帰ると思うけど」  亜紀はなんだか一気に気分が落ちた。だけどそこはシンに気付かれないようにと、一生懸命笑顔を作り。 「そうなんだぁ、私のとこに毎日泊まりにきてもいいよ」  そう言っていた。それから麗子の車で相沢をさきに送る、その時シンは相沢に洋服を借りていた。それから2人は亜紀のアパートまで送って貰い、麗子と別れて部屋へ、すぐに金魚をちょっと大きめのお皿に入れて置いた。 「金魚鉢かってこなきゃ」 「そうだな」  2人はまず浴衣から普段着に着替えた。 「亜紀、今からコンビニ行かない?」 「うん、いいよ。何買うの?」 「内緒」  それから2人はコンビニへでかけた。
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