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それから帰る事になり、シンと相沢はタクシーで帰ると言っていたが、麗子が送って行くことになり、迎えが来るのを待った。
相沢が麗子と話しをしている時、
「亜紀、今日これから予定とかある?」
シンは亜紀の顔を覗き込みながら聞いてきた。
「何もないよ」
「あのさお願いがある」
「なに?」
「今日も泊めてくれないか?」
顔の前に片手を持ってきて、お願いのポーズ。亜紀は頷いた。
「まだ……元カノさんいるの?」
「あぁ、帰ってくれなくてさ。明日には帰ると思うけど」
亜紀はなんだか一気に気分が落ちた。だけどそこはシンに気付かれないようにと、一生懸命笑顔を作り。
「そうなんだぁ、私のとこに毎日泊まりにきてもいいよ」
そう言っていた。それから麗子の車で相沢をさきに送る、その時シンは相沢に洋服を借りていた。それから2人は亜紀のアパートまで送って貰い、麗子と別れて部屋へ、すぐに金魚をちょっと大きめのお皿に入れて置いた。
「金魚鉢かってこなきゃ」
「そうだな」
2人はまず浴衣から普段着に着替えた。
「亜紀、今からコンビニ行かない?」
「うん、いいよ。何買うの?」
「内緒」
それから2人はコンビニへでかけた。
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