*…sugar…*

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 それから授業が終わり、廊下に出ると、相沢が隣りの教室から出て来て、 「なんか今日は賑やかだったなぁ~俺も混ざりたかった」  とシンの肩を叩いた。その後2人は職員室に戻り、お互いに仕事にとりかかった。 ――「ここにリボンとかつけてみたらどうかな?」  亜紀はグループで洋服の製作をしていた。 「俺はいらないと思うけど……」  ワンピースの胸元にリボンをつけるかつけないかで、明智と亜紀は意見を出し合っていた。麗子と智也は2人のやり取りを黙ってみている。 「リボンつけたら可愛いと思うんだけど」 「可愛いばかりじゃあなぁ~」  結局リボンは付けないまま、他の部分を直す事になった。裾の部分に手縫いでレースを付けたりと、地道な作業が続く。 「そういえば、彼氏とうまく行ってる?」 「うん」  麗子の質問に笑顔で答えると、また会いたいと麗子が言い出し、今度シンに聞いてみて、時間があったら食事に行くことになった。 「この間の祭り楽しかったよね」 「うん、とっても楽しかった」
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