*…嫉妬…* #2

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 亜紀らしい態度にクスクスと笑うシン。 「亜紀、今日は学校だろ? そろそろ行かないと、俺仕事遅刻なんだけど……」  シンは亜紀をからかうように言った。 「……」  返事をしない亜紀。それでシンは頭の部分のシーツをゆっくりと剥そうとする。  たが亜紀が力を入れているため、なかなか顔が見えない。 「恥ずかしいのか?」  その問い掛けに、 「だって……」  と声を出す亜紀。 「わかった、俺はトイレに行くから、その間に着替えてて」 「うん……」  そしてシンは、わざと大きく音を立ててトイレに向かう振りをした。ベッドの側で息を潜めて亜紀が顔を出すのを待つ。すると、しばらくしてシーツから顔を出した。  その瞬間、シンはすぐにシーツを掴んで、顔を隠せないようにした。 「おはよう」  亜紀の顔が一瞬にして赤くなる。耳の先までも。 「体、大丈夫?」 「う……うん」  目を逸して言う亜紀がますます可愛くて。 「キスしていい?」 「ん~……」  唸っている。そうとう恥ずかしいんだろう。そんな亜紀にシンは構わずキスをした。  ちょっぴり激しいキスを……。
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