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「亜紀と……やったのか?」
単刀直入すぎる質問、がシンは正直に頷いた。しかも満面の笑みで。
「変態、エロおやじ、俺の亜紀を返せぇ~」
ショックを受けた顔して、シンを罵倒する。
「いや、俺の彼女だし」
そうシンが言うと、
「細川のバカヤロ~!!」
そう叫びながら職員室をでていった。いかにも相沢らしい。
まぁこれで変な虫を1匹、シンはやっつけた気分だった。
――その頃、亜紀はというと。
「いたっ……」
今日は学校を休むと決め、ホテルで寛いでいた。腰や下腹部がちょっと痛み、昨日の事を思い出しては、赤面していた。
(しちゃったんだ……)
どうして昨日はあんなにすんなりシンを受け入れる事が出来たのか、不思議だった。
考える余裕がなかったと言うか……触れられる事が気持ち良かったというか。
(何考えてんの~!!)
心の中で叫んでは、思い出しの繰り返し。でも、やっとひとつになれたと思うと、なんだか幸せだった。
シンの愛を感じた。
甘い言葉を何度も囁いて貰った。
「しあわせ……」
なんだかニンマリしてしまう。でも正直、シンと顔を合わせる事が恥ずかしくて、キスのあと、またシーツにくるまった事あれは後悔。
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