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何故そんなに聞きたいのか、その心理がわからない。
「なんで言わなきゃいけない」
「俺が聞きたいから。黙秘権なし」
「聞いてなんになる?」
「亜紀を諦める」
その言葉に、シンは。
「言ったな! ちょっかい出すなよ。指一本触れるなよ」
そう言った。相沢はちょっとためらっていたが、10秒後うなずいた。
「まぁ、可愛かったかな。なんというか、一生懸命だったって感じかな……」
空を見ながら、思い出すようにシンは話す。
――ゴクリ。
その時、相沢が唾を飲む音が聞こえた。
「それから?」
「お前、想像すんなよ」
「う……無理。もう頭ん中いっぱい」
「殺す……」
シンはフォークを奪いとると、相沢の手を軽く刺した。
(※危ないので真似しないでください)
「うぎゃーー!!」
そうやって、シンと相沢の昼休みは過ぎていった。
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