*…sugar…* #2

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――レストラン。  亜紀はカルボナーラ、シンはペペロンチーノを食べていた。 「亜紀、元気出してくれないか?」  優しく微笑むシンの顔を見ると、亜紀はますます苦しくなって。 「元気だよ……」  そう無理矢理笑って見せた。 「そうは見えないな」 「そうかな?」  あんな事があったあとだ、普通に出来る訳がない。楽しく笑ったり、出来るわけがない。 「亜紀は気にしすぎだ。亜紀のせいでもないし、あれは俺の問題だから、ちゃんと解決するから」 「でも……私と付き合ったから」 「亜紀、もう何も考えなくていいから。俺はお前と別れる気なんてないし、教師を辞めるつもりもない。  どうにかして、斉藤を説得するから。大丈夫だ」  そう言われても、亜紀の頭には自分のせいだという考えしかなかった。 「今はこの話しは辞めて、食事を楽しもう。気持ち良く食べないと、料理を作っている人にも失礼だから。亜紀、あまり考えるなよ」  静かに続く食事。 「うまいな」 「うん」  これからどうなってしまうんだろうか……。
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