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車では不機嫌そうに相沢が待っていて。
「早く行くぞぉ~」
亜紀が車に乗り込むなり、すぐに車をだした。助手席に座らされた亜紀は、シンに見られたら、なんか言われそうだと思いながら、外の景色を見ていた。
――――
――
「シンちゃぁ~ん」
シンの部屋の扉の前に着くなり、相沢はピンポンを連打し、大きな声で名前をよんでいる。まるでやる事が小学生だと思いながら亜紀は、それが相沢らしいと隣りでクスクス笑っていた。
「あぁ~ウザイ」
扉が開くとシンの一言目がそれだった、
「ウザイって酷い、それが親友に言う言葉?」
そう可愛くいう相沢を無視して、シンは亜紀に視線を移すと。
「亜紀おはよう」
「おはよう」
挨拶を交わした。なんだかちょっと気まずくはあったが、相沢がお前らの方がウザイと一言いったことで、その場はなんとか空気が変わった。
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