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相沢の車は何処に向かっているのか、亜紀が麗子の家のちかくだと思いながら景色を楽しんでいると、車は麗子の家の方へと走っていく。
(麗子も誘っちゃダメかな?)
そう思い。
「あのさ、麗子も誘っちゃダメ?」
聞いてみた。すると相沢は席の間で指を二本立て横に振りながら。
「ちっちっち、もう誘ってあるから大丈夫」
「えっ!? いつ?」
ビックリだった。話しを聞くと、昨日偶然街であったらしく、その時に皆でドライブに行こうという事になったらしい。
「私聞いてないよ」
麗子からメールも電話もなかった。
「だって俺が言うなって言ったんだもん。細川さえ居なけりゃ両手に花だったのにな」
「キモい、変態」
シンのことを邪魔扱いするから、シンは相沢を冷たく見ながら毒づいた。
それから麗子をひろい、ドライブは始まる。言ってくれればいいのに、と亜紀は麗子に言ったが、いきなりの方がビックリすると思い隠していたと返された。
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