*…sugar…* #2

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「明智くんによしよしされるとは、思わなかった」  そう亜紀が言うと。麗子はジッと亜紀を見つめ。 「これが初めてじゃないよ。ねっ明智くん」  そう言いニコリと笑っている。 「えっ、初めてだよ」 「初めてじゃないよ。私見たもん」  明智は苦笑いして。 「2度目」  そう答えた。 「いつ?」  亜紀は首をかしげている。それで、麗子が昨日だと教えた。 「私……寝てたからなぁ。全然分からなかった」 「亜紀の事妹みたいだって」 「明智くん、妹いたの?」  そう目を見開いている。 「あはは、麗子にも同じ質問された」  それから昨日、麗子と明智が話していた事を聞いて。 「保護者って……私ちゃんとしてるもん」  そう亜紀はすねていた。  そして時間は過ぎていき。 ――放課後。  だがシンからはまだ連絡がない。今話しをしているのかもしれないと、亜紀は家で待つ事にした。  家に帰り着替えを済ませた後、携帯をテーブルに置き、ソファに膝を抱えて座り携帯が鳴るのを待った。
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