*…大嫌い…* #2

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「はぁ……」  溜め息ばかりがでる。自分にはどうしようも出来ない問題に、モヤモヤが募るばかりだった。 「今日は早くねよ……」  亜紀はお風呂に入ると、早めに眠った。 ――それから数日がたち。  学生は夏休みに入ったらしく、朝早くから公園では元気な子供たちの声が聞こえていた。 「夏休みかぁ……」  亜紀はベランダから、近くにある公園の方を見ながら、ポツリと呟いていた。  シンの学校も夏休みに入ったが、シンは仕事である。亜紀の学校はまだ夏休みには入っていなかった。  あれから、1日に2、3度メールのやり取りをするくらいで、2人で会うという事はなかった。もちろん会いたいという気持ちはあったが、シンも誘ってこないため、亜紀もそのまま、その話題は避けている。 (あいたいなぁ……でもちょっと気まずいんだよなぁ~)  ベランダの手すりに持たれながら、溜め息ばかりついていた。溜め息の数が多い事を、最近麗子に怒られたばかりだが、出てしまう。  しばらくぼーっとしたあと、亜紀は学校へと出掛けた。
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