*…同棲…* #2

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「この買い物袋には何が入ってるの?」  亜紀はとなりに置いてある袋を見ながらたずねる。 「これから引っ越し祝いをやるんだよぉ~ん。俺も一緒に! 3人でなぁ~」  相沢は嬉しそうに話す。 「引っ越し祝い~なんか楽しそう!」 ――「早く開けろよ」  両手に荷物を持っていたシンは、相沢に扉を開けるように言っている。 「そう急かすなよ、逃げるもんじゃないんだから」  文句を言いながらも、扉を開く相沢の横をすり抜けて、シンはすぐに部屋に入っていった。  亜紀はというと、ウキウキ気分で靴を脱ぎ、玄関にある棚に何も置かれていないのを見ながら、何を置こうかと少しだけ考えたあと、部屋へ進んだ。  相沢はすでにソファで寛いでいて、シンは冷蔵庫に飲食物を詰めていた。 「うわぁ~でっかいテレビぃ~」  亜紀の目にまず飛び込んできたのは、リビングに置かれているテレビだった。 「すごぉ~い。シンこれどおしたの?」  46型のテレビの前までいき、食材を片付け終わったシンを見た。 「あぁ、それは相沢からの引っ越し祝い」 「えぇ!!」  亜紀はすぐに相沢に視線を移した。 「相沢先生が買ったの!?」  
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